ノア・ドット・ビー株式会社
ライター/バイオグラフィーワーカー
◎「脳から生まれるもの、独創的なアイデア、0からの創造」の意味するBrain Child(ブレインチャイルド)を1995年に設立。2023年6月にデザインを行うNOahと業務統合し、NOah.b,Ltd(ノア・ドット・ビー株式会社)としてリスタートする。
重岡 美千代
Michiyo Shigeoka
◎1966年福岡市生まれ。小学生時代を直方市で過ごし、中学時代から北九州市に在住。福岡県立小倉高等学校を卒業後、山口県立山口女子大学に進学し児童文学を学ぶ。卒業後は、印刷会社、広告代理店勤務を経て、1995年からフリーランスとして独立。「Brain Child」を立ち上げ、コピーライター、インタビューライターなどライター業にいそしむかたわら、イベント・結婚式などのMCやナレーションなどを務める。
◎35歳の頃、2001年の9.11と病気をきっかけに、自らの生き方や仕事の在り方に問いを抱き、進むべき道を模索しはじめる。
42歳になる2008年、近見冨美子氏によるバイオグラフィーワークに初めて出遇い感銘を受け、第5期バイオグラフィーワーカー養成コースに参加。並行してカウンセリング力を磨くため、TCカラーセラピストとなる。2013年春、一般社団法人バイオグラフィーワークジャパン認定バイオグラフィーワーカーに。16年10月、ディプロマ取得。
◎2014年からバイオグラフィーワークを社会に広める活動をスタート。企業での社員研修の一環として、またお寺の寺務員さまの研修としてなど、自らが関わる社会の中でその実践の輪を広げている。
◎培った対話と傾聴力を活かし、2022年「ハラスメント相談員Ⅱ種」2023年「ハラスメントカウンセラー(一般財団法人日本ハラスメントカウンセラー協会)」資格取得。
◎ワークコンセプトは、伝えたい“こころ”を、伝わる“ことば”に。「重岡美千代」は旧姓を用いたワークネーム。
北九州市門司区在住。家族は夫と愛猫。
Message
目指したいのは、人間関係の調和─
より豊かで平和な未来を、ごいっしょに。
私たち人間は、その生涯を通して、さまざまな経験を積み、自己を成長させていきます。その学びは終わることなく、一生を通して続いていくもの。その大切さに気づいていながらも、私たちは慌ただしい日常や仕事などに追われるあまり、「人生に学ぶ」という時間を持てないまま、日々を駆け足で過ごしてしまっています。
バイオグラフィーワークは、自らの人生を振り返り、その出逢いや経験の奥底に光る「本質」に気づいていくことによって、自分自身をより深く「知る」ことが出来るようになるワークです。また、グループで各々の人生のワンシーンを真摯に分かち合うことで、自分と他者との違いや共通点を見いだせたり、相手をよりよく理解できたりします。
現代社会においては、家族関係をはじめ、職場や地域での人間関係など、さまざまな人と人との関係性が危ぶまれており、より意識的に「関係性を結ぶ」ことが大切になっています。今後ますます多様性の時代を迎えるなか、このバイオグラフィーワークによってもたらされる私たち一人一人の自己の成長が、現代社会を照らすひとすじの光になる、と私は確信しています。
そして、そのことが自他共に心穏やかに過ごせるコミュニティ(職場や地域、世界)へ、さらに世界の平和へとつながることを心から願って─。
バイオグラフィーワーカー・ライター・MC/重岡 美千代
7年周期でみるライフストーリー
人生に目覚める
「バイオグラフィーワーク」
ライフワークとしての取り組み
◎バイオグラフィーとは、私たち自身の生の物語(ライフストーリー)。バイオグラフィーワークでは、人生をシュタイナー教育の基本とされる7年周期にそって読み解いていきます。
※シュタイナー教育…20世紀のはじめ、オーストリアの哲学者であり思想家であるルドルフ・シュタイナーが提唱した教育。日本では子安未知子の著書「ミュンヘンの小学生(1975)」で知られるようになった。
◎水彩やクレヨン、粘土などを使い、具体的な人生のワンシーンを描きます。絵の出来具合は問われませんので、美術があまり得意でない方にも楽しんでいただけます。さらにそれをもとにグループでの「対話と傾聴ワーク」を行います。
◎プロセスやテーマ、グループによってもたらされるものはさまざまで異なりますが、一般的には以下のようなことが挙げられます。ワークの回数を重ねることで、これらは自然に派生し次第に深まっていきます。
◎7年周期でご自分の人生を紐解く「自分史ワークショップ」も開催しています。幼い頃の遊びや活動、青春時代に夢中になったこと、仕事や家庭に懸命だった壮年期のこと…。振り返る中で「自分の人生、これでよかったなぁ」とあたたかい気持ちが芽生えるワークショップです。
よりよい関係性をつくる力、
人間を理解する力を育むために─
★自分自身の人生や質を「これでよいのだ」「これが“わたし”なのだ」と
腑に落ちて受け容れる力が芽生える。
★同様にさまざまな他者の人生や質を受け容れ、思いやる力が育まれる。
★過去の出来事に学び、今ある日々の経験の本質に気付きやすくなる。
★自分の想いを伝える力、話す力が育まれる(対話)。
★相手の想いを聴く力やその背景にある真実に気付く力が育まれる(傾聴)。
★自分自身への理解が深まることで、周囲の人々への理解や
広く社会に向けての理解が変化していく。
★ワークで自分自身にもたらされた自己の成長を、
実生活や社会との関わりの中で活かすことができる。
★他者との関係性に悩む人の、自己成長をサポートする実践的なワークとなる(本人が望む範囲で)。
日本における
バイオグラフィーワーク
世界に通じる取り組み
◎現在、バイオグラフィーワークは、イギリスやドイツ、アメリカなど世界各地にワーカーが存在し、それぞれの国でワークショップが行われているほか、2年に1度バイオグラフィーワーク世界会議なども行われています。
◎日本では、現在の一般社団法人バイオグラフィーワークジャパン代表理事である近見冨美子氏(英国在住)によって、2000年の秋に初めて紹介されました。以降、バイオグラフィーワーカーを養成するためのコースが開かれ、およそ4年にわたる養成コースを修了したバイオグラフィーワーカーは、日本各地で75名ほど(2022年1月現在)。今なお養成コースは継続しており、年々ワーカーの数は増え続けています。